2025/05/3-4　富士スピードウェイ

Round.2 2025/05/03-04
富士スピードウェイ（4,563m）　FUJI　GT　３Hours　RACE

GT300	QUALIFY	FINAL	Team Ranking	Driver Ranking
Position	2位	8位	11位	13位

RACE REPORT

■５月３日（土）天候：晴れ │ コース：ドライ │ 気温/路温Q1開始時 20℃/33℃、 Q2開始時19℃/31℃　観客動員数：予選33,300人

ポールポジションを目指すも僅差の２位

２０２５年 SUPER GT シリーズ第２戦が、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。＃６１　SUBARU BRZ R&D SPORTは、公式練習から好調を維持し、ポールポジションを目指して予選に挑んだ。

＜公式予選　Ｑ１　A組/　１４：３０～１４：４０＞
今回もQ１は井口卓人が担当した。路面温度が高くタイヤの暖まりもよく、計測３周目のアタックで１分３６秒２４１の好タイムをマーク。翌周も継続アタックし１分３６秒０６３のトップタイムでQ１を突破した。

＜公式予選　Ｑ２　/　１５：２３～１５：３３＞
Q２は山内英輝が挑む。今回は敢えてQ１からのセッティング変更はなくコースイン。山内は予定した計測３周目に合わせてタイヤを温め、渾身のアタックで１分３４秒８８２と大幅にタイムアップするが、＃７７７　アストンマーチンに０.０６秒更新され、２番手となった。なお、GT５００クラスのポールポジションは＃３８　KeePer CERUMO GR Supraが、GT３００クラスは＃７７７　D’station Vantageが獲得した。

監督：澤田　稔
「公式練習から良い流れで予選に挑み、両ドライバーともベストを尽くしてくれました。２番手は悔しいですが、決勝に向けて逆転を狙ったセッティングと戦略をしっかり準備します。」

■５月４日（土）天候：晴れ │ コース：ドライ │ 気温/路温　開始：24℃/40℃、　終盤：20℃/32℃　観客動員数：決勝49,200人

３時間の長丁場を安定した走りでトップを狙う

２０２５年 SUPER GT 第２戦の決勝が富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。１００周以上の長丁場レースでは、タイヤの安定したパフォーマンスを維持することが重要なポイントとなる。そのためのセッティングをウォームアップ走行で確認し、手応えを得ることができた。

＜決勝　　３Hours/　１4：18～＞
今回のスタートは山内英輝が担当し、序盤からトップの＃７７７　アストンマーチンとの２台が速いペースで後続との差を広げてゆく。２５周すぎにライバル勢は１回目のピットに動き出すが、山内は３４周にピットインしタイヤ４輪交換と給油で再びコースへ戻る。いったん順位を下げるが、引き続き速いペースで追い上げ２番手に戻しトップを追う。６９周目に２回目のピットイン、井口卓人に最終スティントを託した。井口はペースよく順位を挽回し７４周目には実質２番手で１０秒前のトップを追いかけた。ペースが上げられない中、井口は精一杯の攻めで順位をキープする。トップの＃７７７のイレギュラーピットインがあり、井口はラスト５周でトップに立ちチェッカーを目指したが、ファイナルラップに車両から白煙があがり始めたため、コース脇にストップしレースを終えた。結果は８位となった。なおGT５００クラスの優勝は＃３８　KeePer CERUMO GR Supraが、GT３００クラスは＃６　UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIが制した。

監督：澤田　稔
「３時間レースでしたが、終始戦略どおりに進められ、最後の最後までチーム一丸で戦いましたが、凄く残念な結果となりました。発生したトラブルはすぐにチェックし解決を最優先に進めます。」

ドライバー：井口　卓人
「開幕戦では車両に対して不安に感じる事も多かったのですが、メカニックさんたちが短い時間の中で様々な対応をしてきてくれたので、不安なくレースウィークを過ごせました。練習走行、予選、決勝共にトップ争いができるポテンシャルがあり、決勝では最終ラップまでトップを死守しましたが、最終的にはエンジントラブルが発生してチェッカーを受けることができませんでした。勝てるチャンスを逃してしまい落胆が大きいですが、次に向けて気持ちを切り替えて準備を進めます。」

ドライバー：山内　英輝
「決勝は、最終ラップにエンジントラブルで止まってしまいましたが、８位という結果で終わりました。優勝が目の前だっただけに悔しさも大きいですが、また気を引き締めて頑張りたいと思います。車両、タイヤと共に、強いレースができていました。これを常に出し切れる環境を作れるように、僕自身も頑張りたいと思います。引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。」