2025/06/27-28 セパン・インターナショナル・サーキット

Round.3 2025/06/27-28
セパン・インターナショナル・サーキット(5,543m) SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position5位8位9位11位

RACE REPORT

■6月27日(金)天候:曇り │ コース:ドライ │ 気温/路温Q1開始時 33℃/40℃、 Q2開始時31℃/38℃ 観客動員数:予選28,524人

12年振りのマレーシア開催

2025年 SUPER GT シリーズ第3戦が、セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で開催された。12年振りの開催となるこのセパンサーキットは、日本国内のサーキットと比較すると、グリップが低く、タイヤの熱ダレも厳しく、攻略は容易ではない。


<公式予選 Q1 A組/ 16:30~16:40>
今回もQ1は井口卓人が担当。午前中の公式練習でつかんだ良い感触を活かし、早めのアタックに入る。路面のダストによりグリップが上がらないなか、計測3~4周目にはアタックし、2分04秒243のタイムで6位に入りQ1を突破した。

<公式予選 Q2 / 17:23~17:33>
Q1の路面状況からセッティングを調整し、Q2は山内英輝を送りだす。山内は予定どおり計測2周目にアタックに入り、2分02秒747の好タイムを叩き出す。更にアタックを続けセクタータイムを更新して行くが、徐々に熱ダレによりグリップダウン、タイム更新できず5番手で予選を終えた。なお、GT500クラスのポールポジションは#19 WedsSport ADVAN GR Supraが、GT300クラスは#18 UPGARAGE AMG GT3が獲得した。

監督:澤田 稔
「公式練習から路面コンディションに合わせるセッティング変更に、エンジニアもメカニックもかなり奮闘しました。トップとの差はありますが、レースでは逆転できるよう、更にセッティングをトライし上位を目指します。」

■6月28日(土)天候:曇り │ コース:ドライ │ 気温/路温 開始:33℃/42℃、 終盤:31℃/37℃ 観客動員数:決勝47,453人

車両にハンディを負うも粘りの走りでポイント獲得

2025年 SUPER GT シリーズ第3戦が、セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で開催された。朝から強い雨が降るが決勝前には快晴となった。しかし、その雨で路面のラバーは流され、タイヤに厳しいコンディションが予想された。チームは、決勝後半までタイヤを労わるセッティングに調整し挑んだ。


<決勝  55Laps / 16:35~>
今回は井口卓人がスタートを担当。スタート直後の混戦で後続車に追突され順位を落とすが、井口はペースを落とさず上位グループを追いかける。しかし8周目に後続車にブレーキングで強く衝突され、順位をさらに2つ落とす。井口は果敢に追い上げるが、衝突によるパーツの破損の影響でタイヤのグリップダウンがきつくなり、想定より早い21周目にピットイン。ロングラン向けのタイヤに交換し、山内英輝をコースに送り出す。山内は速いペースで遅れを取り戻し、前車に迫りチャンスを伺うが、徐々にタイヤが厳しくなる。それでも山内は最後まで攻め続け、9位でチェッカーを受けた。チェッカー後に上位チームにタイムペナルティがあり、結果8位となった。なおGT500クラスの優勝は#37 Deloitte TOM‘S GR Supraが、GT300クラスは#18 UPGARAGE AMG GT3が制した。

監督:澤田 稔
「2回の衝突でエアロパーツとサスペンションパーツを破損し、それが影響して想定外にタイヤが厳しい状況となりました。その状況下で両ドライバーは最後まで攻め切ってくれました。予選から上位スタートで逃げ切れる車両を目標に次戦もトライします。」

ドライバー:井口 卓人
「レースウィークを通してグリップ不足で、本来の速さを出せませんでした。そんな中で、セッティングを今まで以上に変更し路面のグリップに合わせていき、予選・決勝と何とか戦うことができました。レースペース的には厳しい部分がありましたが、車両トラブルもなく、ピット作業も完璧でチームの総合力の高さを感じました。久しぶりの海外戦で、しっかりとチェッカーを受けることができて、次につながるレースだったと思います。」

ドライバー:山内 英輝
「路面とタイヤのマッチングから始まり、予選は何とか5番手に入ることができましたが、もっと上位を狙いたかったです。決勝でも精一杯攻めましたが9位で決勝を終えました。レースウィークを通して速さがなく、もっと速さを作り出せるようにダンロップタイヤさんやチームと共に頑張りたいと思います。引き続き、次戦に向けてしっかり準備をして挑みたいと思います。」

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