2025/09/20-21 スポーツランドSUGO

Round.6 2025/09/20-21 
スポーツランドSUGO(3,586m)SUGO GT 300㎞ RACE

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position23位22位9位10位

RACE REPORT

■9月20日(土)天候:曇り │ コース:ドライ │ 気温/路面温度: Q1開始時 21℃/25℃、 Q2開始時21℃/25℃ 観客動員数:予選9,700人

新舗装の路面変化に悩まされる

2025年 SUPER GT シリーズ第6戦が、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。今年、スポーツランドSUGOは路面の舗装が全面改修され、この新舗装とのマッチングが今回の肝となる事を想定して臨んだが、想定以上に悩まされた。


<公式練習  9:15~11:05>
ウエットコンディションで公式練習は始まり、徐々に乾いてくる中、ウエット~スリックタイヤのセッティングを試し、思うようにグリップが出せない状況が続いたが、セッティング変更で向上を確認しセッションを終了した。

<公式予選 Q1 B組 14:23~14:33>
午前中の傾向から更にセッティングを絞り込み、Q1は井口卓人に託した。井口は予定よりタイヤを入念に温めて計測4周目にアタックし1分19秒077、更にアタックするが1分18秒932と僅かなタイムアップに終わり、12番手でQ1敗退となった。路面変化の影響か、公式練習時より旋回性が悪化したと思われる。なお、GT500クラスのポールポジションは#16 ARTA MUGEN COVIC TYPE R-GT #16が、GT300クラスは#7 CARGUY FERRARI 296 GT3が獲得した。

監督:澤田 稔
「今までの傾向とは大きく違い、厳しい予選結果となりました。レースに向けては今までにないトライをし、必ず今のスポーツランドSUGOを攻略して終えたいと思います。一つでも上位を目指し、ドライバー・エンジニアと共に策を考えます。」

■9月21日(日)天候:曇り時々晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路面温度: 開始23℃/32℃、 終盤22℃/31℃ 観客動員数:決勝17,200人

高い路面温度に苦しみながらも表彰台を獲得

2025年 SUPER GT 第6戦の決勝がスポーツランドSUGO(宮城県)で行われた。#61SUBARU BRZ R&D SPORTは、レース前のウォームアップ走行でレース向けのタイヤとセッティングの方向性を確認し、新たなチャレンジを決めた。


<決勝  84Laps/ 13:40~>
スタートドライバーは山内英輝が担当。フォーメーションラップでピットインし、レーススタートと同時にタイヤを新たなスペックに交換し、ロングラン(2/3周)を目指して最後尾から隊列を追い上げた。山内はハイペースで追いつき、8周目には25位、16周目には20位へ、さらに順位を上げてゆく。レース中盤、上位勢がピットインする間もペースをキープし実質8~10番手を走行。45周目にピットインの準備を完了するが、ホームストレートで大きなクラッシュがあり、セーフティカー~赤旗中断となった。破損したガードレールが修復され、1時間後にレースは再開となり、山内は直後にピットイン。ドライバーを井口卓人に代え、タイヤ無交換に挑み、コースへ送りだした。しかしピットアウトすぐにリアに異変を感じ、緊急ピットインとなる。ホイールナットが緩んでおり、急ぎ修復しコース復帰させるが、10周遅れの22位でレースを終えた。なおGT500クラスの優勝は#24 リアライズコーポレーション ADVAN Zが、GT300クラスは#60 Syntium LMcorsa LC500 GTが制した。

監督:澤田 稔
「路面状況に合わせたタイヤ選択とセッティングは間違いなく良い方向を見出せました。最後尾から10位以内まで追い上げられた事は良かったのですが、赤旗開けのトラブルが非常に残念です。原因は必ず見つけ出し、対応策を考えます。」

ドライバー:井口 卓人
「今大会も期待を持って挑みましたが、公式練習、予選と高いパフォーマンスを出すことができず悔しい1日になりました。決勝は、新しいスペックのタイヤが機能した事と、山内選手の走りが素晴らしく、トップと遜色ないタイムで順位を上げていく事ができました。新しいスペックのタイヤのもちが良く、タイヤ無交換に挑戦する事もできました。残念ながらピットアウト後にホイールナットが緩み、下位に沈んでしまいましたが、苦しい中でも色々とトライできたレースウイークになったと思います。この経験を残りのレースにつなげていきたいです。」

ドライバー:山内 英輝
「公式練習から流れを掴めず、残念ながら得意なSUGOでQ1敗退となってしまいました。決勝も新しいタイヤで挑むためにピットスタートを選択し、途中まで良い流れで進めることができましたが、ホイールナットが緩むトラブルが出てしまい、23位でレースを終えました。残り2戦。しっかり集中して結果を残せるように頑張りたいと思います。またご声援をよろしくお願いいたします。」

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