2024/04/13-14 岡山国際サーキット

Round.1 2024/04/13-14
岡山国際サーキット(3,703km)

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position3位26位26位11位

RACE REPORT

■4月13日(土)天候:晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路温Q1開始時 27℃/36℃、 Q2開始時27℃/35℃ 観客動員数:予選8,500人

初夏のような天候で開幕戦を迎える

2024年 SUPER GT シリーズは、岡山国際サーキット(岡山県)で開幕戦を迎えた。シーズンオフテストで進化させた車両で、今年も井口卓人と山内英輝と共に戦う。例年にない高い気温の中、タイヤと路面のマッチングを調整し予選に挑んだ。


<公式予選 Q1 Group A/ 14:00~14:10>
今年から予選(QF)タイヤは1セットに、また、Q1とQ2の合算タイムでグリッド順が決まるレギュレーションとなった。まずQ1を山内英輝に託し、新品タイヤでアタック。山内は計測3周目に1分25秒862の好タイムを出しトップに立った。

<公式予選 Q2 Group 1/ 15:11~15:21>
タイヤの状況と路面変化を見据えてセッティングを微調整し、井口卓人がQ2のアタックに挑んだ。井口は計測2周目に1分26秒651の2番手タイムを記録、その後もタイムアップを狙うがタイム更新はできず、結果、Q1とQ2の合算タイムで3番手となる。なおGT500クラスのポールポジションは#36 au TOM’S GR Supraが、GT300クラスは#65 LEON PYRAMID AMGが獲得した。

監督:澤田 稔
「シーズンオフテストでトライしてきたセッティングを活かし、予選に挑みました。2列目のグリットを獲得できた事は良かったです。明日のレースに向けての戦略やセッティング調整に集中し、上位チェッカーを目指します。」

■4月14日(日)天候:晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路温 開始:27℃/41℃、 終盤:26℃/38℃ 観客動員数:決勝15,500人

異例の高路面温度でタイヤマネージメントに苦しむ

2024年 SUPER GT 第1戦の決勝が岡山国際サーキット(岡山県)で行われた。晴天で迎えた決勝は、過去にない高気温で路面温度も上昇し、波乱のレースが予想された。


<決勝  82LAPS / 13:30~>
井口卓人がスタートを担当。レーススタート周に他車のクラッシュによりFCY走行となり、8周目にリスタートが切られた。序盤は3番手をキープし、上位3台で逃げる展開になるが、20周あたりでタイヤに変化が出はじめ、徐々にペースが下がり3位キープが厳しくなる。31周目にピットインし、山内英輝にバトンタッチ。タイヤ無交換戦略をとったライバル勢に先行されるが、山内はペースを上げ5~8位争いの集団でバトルを繰り広げる。しかし61周目に#5 MC86に接触してしまい、ドライブスルーペナルティの裁定となる。ペナルティ消化後、ラストスパートに入るが、エンジンルームから煙が上がり始める。ピットインし確認を行ったが、そのまま66周でレースを終え、完走扱いの26位となった。なおGT500クラスの優勝は#36 au TOM’S GR Supraが、GT300クラスは#2 muta Racing GR86が制した。

監督:澤田 稔
「高路面温度を味方につけた展開を考えていましたが、想定外に厳しいレースでした。それでもドライバーは終始攻め続け、レース後半は上位グループに接近したレース運びができました。バトル中の接触については、問題点を明確にしてレース後半も安定した強いマシンに仕上げて行きます。」

ドライバー:井口 卓人
「2月からチームとダンロップタイヤと共に開幕戦に向けて準備を進めてきました。練習走行から調子も良く、予選でも3位を獲得することができました。土曜、日曜共に想定よりも気温が上がったこともあり、タイヤのたれも大きく、レースは厳しい展開になってしまいポイントを獲得することができませんでした。新しい予選方式になり、ライバルとの差を大きく感じた開幕戦になってしまいましたが、チームと共に優勝を目指して引き続き頑張りたいと思います。」

ドライバー:山内 英輝
「Q1(Group A)でトップを獲得できましたが、決勝は他車と接触してしまい、ペナルティを受けることになりました。接触が原因で走行不能となってしまったこと、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです。他車を巻き込み、そのチームにも迷惑をかけてしまったことを しっかり反省し、また気を引き締めて次に挑みたいと思います」

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