2024/05/03-04 富士スピードウェイ

Round.2 2024/05/03-04
富士スピードウェイ(4,563km)

GT300QUALIFYFINALTeam RankingDriver Ranking
Position8位15位22位15位

RACE REPORT

■5月3日(金)天候:晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路温Q1開始時 24℃/35℃、 Q2開始時22℃/34℃ 観客動員数:予選34,500人

表彰台を目指して富士に挑む

2024年 SUPER GT シリーズ第2戦が、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは、この第2戦富士に向けて車両の改良を加え、まずは予選上位を狙う。


<公式予選 Q1 Group B/ 14:25~14:35>
今回のQ1は井口卓人が担当。路面温度が高いことでタイヤの暖まりも早く、井口は新品タイヤで計測2周目にアタックに入るが、1コーナーの鋭いブレーキに対してシフトダウン制御が追いつかず大きくタイムロスする。次の周に再度アタックし完璧な状態ではない中、1分36秒958の5番手タイムを刻む。

<公式予選 Q2 Group 1/ 15:36~15:46>
インターバルでシフトダウン制御に対策を施し、Q2は山内英輝が挑む。山内も計測2周目にアタックに入り、1分36秒448の3番手の好タイムで終えた。 Q1とQ2の合算タイムで、結果8番グリッドからのスタートとなった。なおGT500クラスのポールポジションは#17 Astemo CIVIC TYPE R-GTが、GT300クラスは#88 JLOC Lamborghini GT3が獲得した。

監督:澤田 稔
「公式練習から上位を目指せる手応えがあっただけに、Q1でのタイムロスは悔しいですが、Q2ではエンジニア、メカニック、ドライバー皆のリカバリーで8番グリッドを得ました。決勝に向けてのセッティングを煮詰め、上位を目指します。」

■5月4日(土)天候:晴れ │ コース:ドライ │ 気温/路温 開始:24℃/40℃、 終盤:23℃/37℃ 観客動員数:決勝53,900人

長丁場レースにセッティングを合わせ上位を目指す

2024年 SUPER GT 第2戦の決勝が富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。今回はSUPER GT初の3時間の時間制レース。想定走行距離約500kmの長丁場で、タイヤのパフォーマンスを最大限に活かせるようセッティング変更を施しレースに挑む。


<決勝  3Hours/ 13:35~>
今回のスタートは山内英輝が担当。序盤から7番手で安定したレースが進む。#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは34周目にピットインしタイヤ4輪交換と給油を行い、再び山内をコースへ送りだす。タイヤ無交換のライバルに先行され9番手でバトルをするレース展開が続く。ライバルの動きを見ながら68周目に2回目のピットイン、ドライバーを井口卓人に交代し最終スティントへ。新品タイヤを装着した井口のペースは良く、7番手から更に上位を目指して果敢に攻める。しかし、レース終盤のラスト5分に想定外のガス欠症状が発生し緊急ピットイン、最小限の燃料を足してピットアウトさせるが、ガス欠症状は解消できずチェッカーフラッグ目前でストップ、結果15位でレースを終えた。なおGT500クラスの優勝は#3 Niterra MOTUL Zが、GT300クラスは#88 JLOC Lamborghini GT3が制した。

監督:澤田 稔
「レース展開として大幅なタイムダウンやロスもなく、上位をうかがえる展開で進められたことや、次回に向けての課題も明確になったことは良かったのですが、想定外のガス欠症状に関しての問題は深刻であり、機械的要因・システム的要因すべて検証し、すぐに対応を進めます。」

ドライバー:井口 卓人
「練習走行時から予選のシミュレーションも行い、万全の状態で予選に挑みましたが、Q1のアタック時にシフトダウンができない症状が出てしまい、残念な予選になってしまいました。決勝はスタートから山内選手が安定した素晴らしいペースでダブルスティントを走りぬき、自分のスティントも安定したタイムで走る事ができました。決勝に向けて変更したセッティングも素晴らしかったと思いますし、今回持ち込んだタイヤもしっかりと機能してくれました。BRZにとって厳しいBoP(性能調整)の中、トップとの差は大きかったのですが、チーム皆で知恵を出し合い、力強いレースができました。最終的にチェッカーを目の前に車両を止める事になってしまいましたが、確実に次につながるレースだったと思いますし、気持ちはポジティブです。チーム皆で次に向けてしっかりと準備をしていきます。」

ドライバー:山内 英輝
「この2戦、歯がゆい結果が続いていますが、今回、チェッカー目前で車両が止まってしまい、レース終了後にオフィシャルのかたが止まっていた車両を押して戻してくれた瞬間、スバルファンの皆さんから拍手があり、その光景が忘れられません。皆さんに最高の結果を届けられるように、報われる日まで全力で頑張り続けたいと思います。今は精一杯頑張ります!としか言えませんが、全力で頑張ります!」

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